良さに気付かなかったあの頃…。
“小江戸”という表現は川越だけのモノだと思っていた。
今回のアド街は「佐原」。
初出没!です。
「佐原」は以前の「常滑」同様、「懐かしい風景が残る街BEST77」(07年)にランクインしたところ。「常滑」よりも2ランク上の20位。
懐かしい街のブームは未だ続いている。
“東京から90km離れたその街に江戸の面影”
“古の風景”
“関東初の重要伝統的建物群保存地区に指定”
“水郷の情緒”
“観光地化されていない歴史を刻んだ普通の暮らし”
…と、アヴァンタイトルで形容される「佐原」という街。
その極めつけは“東京よりも江戸らしい”と称されたところだろう。江戸を見たければ佐原へ、と謂われる程だ。
北総の小江戸「佐原」。
そのイメージを重んじた為か、今回取り上げられたエリアは《香取市》の佐原駅より少し離れた小野川沿いに広がる重伝建地区周辺というコアな環。
《香取市》全域ではなく、合併前の《佐原市》でもない。「佐原」だ。
小江戸・忠敬橋を中心とする商家町「佐原」がエリアだ。
BEST30は、小野川に架かる【ジャージャー橋】(30位)という30分置きに水が流れるという水郷の趣を感じさせるスポットから始まり、かつて穀倉地帯として栄えた佐原を象徴するような酒・米菓子・醸造物の名店、重伝建地区の古い建物が並ぶ【絵になる街並み】(21位)、古い建物を再生したレストラン、水郷という風土に根付いた暮らし、祭り好きだという気質、江戸の頃より面々と継がれている文化、そして2位に登場した街の偉人【伊能忠敬】(チュウケイさんと地元では呼ぶらしい)…、等が取り上げられた。
エリアを重伝建地区周辺に絞っただけに、「佐原」のBEST30は可也濃縮されたモノように感じた。それだけに…
【歴史を感じさせる酒屋さん】(29位):【造り酒屋】(3位)
【正文堂書店】(22位):【絵になる街並み】(21位)
【祭り大好き!】(14位):【佐原の大祭】(1位)
…と似通った(ダブる)ように感じる項目もあるが、細かく分けるコトでよりその街の雰囲気が醸し出されたようにも思える。
流石、しょうゆや酒といった醸造モノの多い街だけのコトはある。
BEST30の中でところどころに「佐原」の歴史や水面からの風景が窺い知れたが、そこは改めて『佐原物語』と舟からの『佐原STREET』はやって欲しかった。
近くにある同じ水郷の街「潮来」(05年)とは又違った趣を感じた。
今度は西の水郷「近江八幡」を取り上げて貰いたいと思う。「懐かしい風景が残る街」でも8位に入っていたし…。
この前の「銚子」の時にも触れたが、私は高校のクラブ合宿で銚子の次にこの「佐原」にも立ち寄った。その曖昧な昔話は続きで……
或る夏の午後、JR佐原駅。
レンタサイクルに跨り、古い街並みを目指した。
目的地は伊能忠敬の旧宅と記念館。
私の所属していた部は地歴を対象とする文化系運動部だ。
午前中にコレ又、レンタサイクルで銚子の街を駆け抜け、午後のちょっとした時間にこの佐原の街を駆け抜けた。
その頃は取り立ててこういった街並みに興味は持っていなかったのだろう。
“街並み”という言葉さえあまり使っていなかった。現に文化祭の発表時に“道並”なんて書いていた。(それを先生に指摘されたが、苦し紛れの言い訳を吐いていたコトを今も覚えている)
私は絶対的に疲れていた。体力には自信がない。
佐原の街に居た私はヘロヘロだった。
伊能忠敬のところも何となく憶えているが、それは旧宅を見た程度だ。
地理学(地図)の大先輩だというのに…。
無論、あの街並みも印象にない。何というコトだ。今の私なら祭りで出来た道路の窪みというスポットに足を運び、写真に撮っているコトだろう。
でも、あの時はこの記事のタイトル通りだ。
後日、【鉄腕ダッシュ】でTOKIOの山口が佐原でレンタサイクルを借りていて、テレビ観ながら「あっ、同じところが映っている」と声を上げた。
当時の佐原の印象はレンタサイクルの駐輪場だった…。
こうなったら改めて佐原へ行こうか?
あの部の新たなメンバーを引き連れて銚子と共にリベンジしようか?
今の所、この計画は全くの未明。私の頭ん中だけだ。
| 固定リンク


コメント